2023-01-01から1年間の記事一覧
「落ち込むこともあるけれど、私、この町が好きです」 映画『魔女の宅急便』のラスト、主人公の魔女・キキは両親に宛てた手紙をこう締めくくる。この一文を綴った時のキキの気持ち、今ならわかるよ。 わたしが魔法を使えなくなったのは、いつからだったのだ…
わたしが地上での最期を迎えて星(ここで言う星は恒星のこと)になったとして、星にも寿命はあるよな、などと考える。人間よりはうんと、うんと長生きをするのだろうけれど。 恒星がその命を終えようとするとき、超新星爆発という大爆発を起こすらしい。わた…
人が亡くなると星になるという話を最初にしてくれたのは母だった。昨日の日記を書きながら改めて考えを巡らせていたら、ふと思い出すものがあった。坂本龍一さんが月刊文芸誌『新潮』で連載されていた「ぼくはあと何回、満月を見るだろう」のことだった。202…
(昨日のつづきとして)死生観といえば、物心つく頃には、死後は“みんなお空の星になる”と信じていた。確か、母がそのように聞かせてくれたのだと思う。 あの人は 星になった もう見えなくなったあの人も もう触れることのないあの人も みんな星になったよう…
衝動に駆られるがままに、書き始めている。内省的なこの気質が嫌になったわけではないけれど、放出することでしか辿り着けない場所があるんじゃないかなんて、いつからか蓄積してきた考えが今、ここで溢れ出しているみたい。「わたしたちが生きて、死ぬって…